ezohikiの日記

道内五拠点生活

2023-01-01から1年間の記事一覧

野生の王国?

全道各地でヒグマの出没・事故が相次いでます。 昨年は松前でも老夫婦が庭先で襲われ重傷、白神岬を挟んだ福島側で一昨年犠牲者を出した案件と同じ個体によるものではないかとみられてますが、まだ捕獲されてません。道南の熊は特に気が荒い、と言われるのは…

田んぼの学校

鳥フル・欠員・年度替わり‥3月から続いていた一連の繁忙期はようやく終盤、今週の人事異動が落ち着けば乗馬も再開できそうです。 Yステーブルで調教を担当している馬仲間のMさんから「今週、来れない?」と頻繁にお誘いメールがありましたが、若い頃の様に体…

農村と里山の生態系②

実はこの表題、32年前の卒論テーマ。 前回の補遺 既存の生態系にどんな影響を与えるのか予測できない以上、安易に生物を移入すべきでない。 既に定着している、特に古い時代の帰化種は過去の経緯を検証しつつ、文化的・歴史的意義も踏まえた上(保全も含め)…

農村と里山の生態系①

前回セイヨウオオマルハナバチについて触れましたが、少々掘り下げたいと思います。 この蜂の駆除を奨励するビラが配布された上川中部圏の人口は40万弱、都市居住者が大半です。 配布した団体の主張は概ね正しいと思ってます。つまり「在来のマルハナバチと…

開花🌸啓蟄🐛

旭川のエゾヤマザクラ(妻からのメール) 春は名のみ、寒い日が続いてましたが旭川で4/25エゾヤマザクラ開花、既に満開とのこと。 浦河でも内陸にある西舎の優駿さくらロードは開花済みだった様ですが、海沿いの町場も遅れて咲き始めました。 例年、4月中旬…

美深で冬じまい

荒起こし前の水田で落ち穂をついばむコハクチョウ士別市多寄にて 相変わらず日々の業務に追われる中、ここらでちょっち休憩し土日に有給を1日くっつけ旭川へ帰ります。 ちょうど今週、美深の妻の実家で雪囲いを外す予定のため、一家総出の作業があります。気…

春耕

11日、松前に上陸した桜前線(ソメイヨシノ)は3日かけて函館へ到達すると、翌15日には渡島半島を飛び越え遥か札幌までワープ。例年のことですが大都市ゆえのヒートアイランドが原因でしょうか。 浦河のエゾヤマザクラは未だ蕾ですがエゾムラサキツツジが見…

鳥フル再び

ありのまま記します。不快に思う方はスルー願います。 千歳で連続3件、道内飼養数の2割に及ぶ鶏を処分する事案が発生。まだ続発するかもしれません。 発生現場に程近いウトナイ湖サンクチュアリ水鳥たちは北へ去った後のようです 作業は1日3交替×2日間の人海…

4つめのカマド

只でさえ多忙極まりない年度末、石狩管内で鳥フル発生。最近では北へ帰る鳥の群れを見ても和むどころか、さっさと行っとくれ!なんてヤサグレてしまう‥渡りの季節はウイルス拡散のリスクが高まります。 動員に伴い業務が増大、体調を崩す人も続出し更に追い…

開墾

単身生活での楽しみは自ずと食べることに向かいます。外勤日の昼食はささやかな贅沢。とは言え、管内に大きな町がないので店は限られますが‥ 今はどこの育成牧場でもアジア各国(主にインド)から来日した乗り手が多く、小柄痩身だけどマッチョな男たちや鮮…

日高居座り作戦

ヨーロッパ原産オオイヌノフグリとハナアブの一種たぶん道内で最も早い春の訪れ(3.16)今冬も90L灯油タンク1缶でしのぎました 浦河は3月初めに日平均気温が+に転じ、近所の庭や道端では既に福寿草と蕗の薹が顔を出しています。雪が少ないとこんなにも冬が…

エゾヒキガエルのはなし③

S42.6.21道新(函館版) 函館山に古くから棲む国内外来種アズマヒキガエル(通称エゾヒキガエル)が直面した最初の受難、それは唯一の天然水域だった「伊藤の池」の消失でした。 元々、函館山には常時流水のある河川は存在しません。起源が火山島で山体も小…

晩冬の函館・松前

冬期間はどうしても道南方面への帰省より上川(旭川・美深)方面への帰宅が優先しがちです。根雪が殆どない浦河では考えられませんが、ひと月も放っておくとトンでもない量の雪が溜まるからです。 とはいえ函館にも老父の機嫌伺いに行きたいし、庭木の剪定も…

ゼロカーボンって何だべ?(ヤサグレ⚠️ブログ)

伊達火発(11月)老朽化のため来年度で休止予定 先月の記事で、次の3つが似てるなどと訳の分からぬ持論を振っ散らかしてしまいました。 松前藩叩き 外来種叩き ゼロカーボン いずれも不都合な事実の責任転嫁、アリバイ作りでは、という見解なんですが、特に…

白い道

日高の山影かすんで遠い夕日に照らされる南日高三山右よりピリカヌプリ(1631m)・ソエマツ岳(1625m)・神威岳(1600m)よく見るとシカの蹄跡が 札幌の五輪招致も談合事件の影響か、すっかりテンションだだ下がり。札幌市民のみならず道民全体に影響あるこ…

近文コタンの面影

たしか中学の国語の教科書に掲載されていた単元だったと思いますが、旭川に関する一節がありました。 忘却の彼方にあったこの記憶について、先日、散歩中にあるモニュメントを見つけ、未だ行ったことのない奥地の街に思いを馳せていた当時がよみがえりました…

着れば馬房着🏇洗えば普段着

先月は溶連菌、先々月はコロナにやられ2ヶ月余りご無沙汰していた乗馬に参加しました。もっとも1月は施設の方も休みでしたが‥ 20年のブランクを経て3年前より再開した乗馬。ふと、靴下にくっついてきた藁屑が宿舎の床に落ちてるのを見つけ、あぁ自分はまた馬…

松前藩の夢の跡

ブログを始めて1年。何となく週1ペースと考えていたところ、ピッタリ365/7≒52回。 道内5市町を拠点とした動植物や気候・風土の紹介、国内外来蛙を切り口とした環境及び農業の話題、馬談義ばかりの思い出話‥どれも取り留めなく書き散らしっぱなしです。 もう1…

ダイヤモンド❄️ダスト

真冬の春光園(旭川) 就職して転勤7回、道内28事業所のうち6箇所(重複2)を巡りました。 この歳になると異動先で初対面という方は少なく、前に同じ職場だったとか担当が一緒だったとか、何らかの接点を持つ人が半数を占めます。稀に3度目という方も。 小平…

七草

臥せっておりました。 年末年始は美深でひたすら除雪、仕事始めで浦河へ一旦戻り、三連休は旭川で物置と小屋根の雪下ろし。長距離移動もキツく少々無理し過ぎたかも、と思った矢先「くる~きっとくる~」予感が的中‥6度目の溶連菌です。 今はどこも溶連菌検…

美深で年越し

美深の庭先 今年度で勤続31年目とは我ながら驚きですが、結婚して28回目の年越しというのもシンジラレナーイ出来事。人生の52.1%も一緒にいたとは‥ 年末年始は妻の実家、美深で過ごすのが恒例です。 「日本一寒い」を自認する自治体はいくつかありますが、美…