浦河は3月初めに日平均気温が+に転じ、近所の庭や道端では既に福寿草と蕗の薹が顔を出しています。雪が少ないとこんなにも冬が短く感じらさるとは‥
春はお別れの季節です。JRA育成牧場長だったI先輩は東京へご栄転、懐かしの府中へ引っ越されました。
長男も札幌で一人暮らしを始めます。耳が不自由なので、下宿の人達に迷惑をかけないだろうか、交通事故に遭わないだろうか、心配は尽きません。
同じ大学の4年生になる長女と1年同居させる予定でしたが、アパート借換に伴う出費を試算した結果、別に下宿させた方が経済的であると判断しました。近くに頼れるお姉ちゃんがいるのは心強いです。
高校進学時、聾学校の同級生(長男含め男子3人)はそれぞれ旭川・札幌圏西部・首都圏東部に分かれましたが、今回はグルンとローリングして入れ違いで収まる形に。
そういえば自分もここに来る時、旧知のAさん・Kさんと3地域の同ポストでのローリング席替え人事でした。
今年の異動は6月がメインになります。
赴任して3年、かく言う自分も対象となる年季です。中学や高校の3年間と比べ何と早いことか。
大抵の転勤族にとって浦河への発令は流罪も同然。
汽車は廃線、都市間バスも減便、レンタカーもなく公共交通は絶望的な状態‥車も持たずに来た自分を褒めてあげたい!本屋もファストフードも当然♪何もない春です~道央なのに最寄りの都市まで120㎞、管内で町らしい町といえば静内(新ひだか町)のみ。
辞令が出ると恩赦で罪一等減じられたかのごとく、嬉々として転出していくのが現実です。
でも乗馬や登山を嗜む人々にとって、ここは憧憬の地。
5冠馬シンザンを繋養していた前町長の肝煎り施策「5千人町民乗馬」により、気軽に乗れる環境が整っています。
更に涼夏少雪の西岸海洋性気候、こんな過ごし易い冬を経験してはヨソで勤務する気になれません。
誰にも迷惑かからないし、退職まで居座れれば最高なんですが‥