ezohikiの日記

道内五拠点生活

ダイヤモンド❄️ダスト

真冬の春光園(旭川

就職して転勤7回、道内28事業所のうち6箇所(重複2)を巡りました。

この歳になると異動先で初対面という方は少なく、前に同じ職場だったとか担当が一緒だったとか、何らかの接点を持つ人が半数を占めます。稀に3度目という方も。

小平の時の○さん、音更の時の△さん‥色んな時代の色んな顔が同時に重なると時系列が混乱します。更に今回、JRAの場長が馬術部の先輩とあっては学生時代の記憶も入り乱れ、頭ん中がカオス‥

振り出しは上川北部の士別でした。

当時、たまたま叔父が士別の高校で校長を務めていたため多少の所縁はあったものの、東京から故郷函館を遥かに通り越しての逆Jターン。何しろ札幌圏より奥地へ足を踏み入れるのは初めてだったのです。

寮に入り早速の歓迎会で“すずらん街”を連れ回され、夜明け近くに肉を注文「これ食えねーと士別の冬は越せんぞ」と若者グループの親分格だったKさんに半分脅され、必死で完食した思い出があります。ついこの前だった様に感じる、まだ大らかな時代。今のZ世代にこんなことしたらパワハラ確定です。

その後Kさんとは栗山でも一緒になり、そして今は直属の管理職。「まさかオメーさんの30年勤続表彰に立ち会うとはなーあの時すぐ辞めると思ったでや」

ザ・昭和を地で行きワンマンで知られるKさんですが、若いころ同じ釜の飯を食ったという意識なのか何かと自分には目をかけてくれます。時には理不尽もありますが私の方も裏切ることの出来ない存在です。

まるで氷瀑

上川北部はこれからの季節、想像を絶するシバレに見舞われます。ノンダクレが凍死、なんて話もよく聞きました。

-30℃を下回る日が続くと残業の帰り道は身の危険を感じたものです。

冴え返る朝、厳冬期にフル稼働する甜菜の精糖工場からは濛々と湯気が立ち昇り、ダイヤモンドダストが煌めいていました。

日が暮れると町外れのスキー場から夜空の向こうへ照射される光線‥光柱現象(ライトピラー)です。

朝日に光るダイヤモンドダスト(細氷現象)
カーテンを開けると窓辺にキラキラ
やっぱりガラケーカメラじゃ写りません‥
この日(R5.1.8)の旭川は-17.5℃