北海道南端エリアの昆虫

前回に続き、道南編です。 本州から青函トンネルを抜けると渡島管内知内町。カキとニラとマコガレイ、最近は高校野球の強豪校でも知られています。 道端で見つけたシロスジコガネ。 クロマツ林に発生、生息も道南に限られることから、クロマツと共に本州から…

'22夏 帰省②

一昨年の札沼線(区間の6割)、去年の日高本線(大部分)に続き、留萌本線もついに全線廃止とのニュースがありました。新幹線の並行在来線となる函館本線(山線)のバス転換も決まっており、道内の地方交通線はいよいよ限界まで達してしまった様です。 無理…

'22夏 帰省①

これまで幾度となく転居を繰り返してきましたが、エアコンなる文明の利器を家に設置したことがありません。 東京にいた時も、貧乏学生にとってクーラーなど贅沢品。(そもそも昔ながらの下宿や厩舎=部室はスカスカなのでたぶん無意味‥)センプーキ回しても熱…

ネコにマタタビ

雑木林の林縁、いわゆるマント群落は藪が深くツル性の植物が繁茂し、毛虫なんかもいたりしてあまり近づきたくない場所ですが、野生の果樹も多く見られます。 道南や日胆地方でよく目にするマタタビもその一つです。 所々、葉っぱが白くなっているので、近縁…

夏の花ごよみ

内地は早くも梅雨明けとのことで、大変な暑さの様ですね。(他人事みたいですいません‥) ここ日高管内も20℃程度ですが、蒸し暑いです。(怒られそう‥) 断続的な霖雨に雷、いつものナンチャッテ蝦夷梅雨と違う、これってもしや本つゆ? 東京での学生(馬術…

沿岸バスの旅‥Go To 留萌

留萌港 もうすぐ海開きです。 道内の海水浴場は暖流が北上する日本海に集中しており、太平洋やオホーツクの海水浴場はしゃっこすぎて海水浴どころじゃないです。某食堂の納豆定食(納豆抜き)みたいな?日高管内にも数ヶ所ありますが、誰も泳ぎません。 先週…

アポイ登山

ようやく日平均気温が15℃を越えるようになり、ウグイスやキジバト、カッコウの声も心なしか楽しげに聞こえます。 アマガエルやエゾハルゼミも盛んに鳴き出し、20℃に満たなくても充分に暑気を感じさせる日高の夏です。 先週末は2年ぶりの職場レク、アポイ登山…

海霧

世間的には夏が始まるようで「風に海の匂いが混じって来た」とか言う某マックのCMが頻繁に流れていますが、ファストフード店のある隣町まで行くには1日10往復足らずの路線バスで片道1時間半、ママチャリでは距離的にちょっと‥たまにはケ○タとかモ○とか食べた…

エゾヒキガエルのはなし②

路面電車の終点・谷地頭(ヤチガシラ)。 函館山の南東麓に位置し、ぐるりと杜に囲まれた趣のある閑静な住宅街です。 地域全体がスリ鉢状の地形を成しており、NHK「ブラタモリ」でも謎の凹地として紹介されましたが、火口の跡ともいわれています。 戦前まで、鉢…

砂山

臥牛山(函館山)と共に、市内の学校で校歌によく登場する地名が「宇賀の浦」です。 「巴の港」と称される天然の良港・函館港の反対側、外海(津軽海峡)に面した海岸で、大森浜とも呼びますが、かつては砂山とか高盛山とか言われる砂丘があったそうです。上…

エゾヒキガエルのはなし①

函館山山麓を散策していると、地元のロータリークラブが設置したロードキル注意喚起の標識を見かけます。 この標識に示されている「エゾヒキガエル」とは、古くから函館山に土着していた国内外来種アズマヒキガエルの通称です。かつて私も保全活動に係わって…

仰ぐ臥牛の峰 美しく(駒場小 校歌の一節)

港街の函館市は いつ来ても 潮風に油がまざったような 香りをただよわしていた すべてが雑然としたこの市街は かつての大火災後 一層雑然さを加えて来たようだ それにしても なつかしいのは 函館山の姿である この山を眺めて 初めて故郷らしい 気持ちになっ…

ハチクの勢い

北海道では竹林が極めて稀、という記事を以前書きましたが、ハチクやヤダケの「竹藪」なら函館市内でも割と普通に見られます。(正確にはヤダケは笹に分類されます。) ハチクは華北原産で寒さに強く、道央あたりでも生育するそうです。 ♪竹に短冊七夕祭り …

私の第三地区

GW前半は老父のいる函館の実家へ帰省しました。 故郷へ 故郷へ これだけ書いただけでも ゾクゾクする程嬉しくなった 北海道函館市は 僕の生れ故郷である 港の景色も 街や山の姿も 母や兄や姉や その子供達も 想い出すと限りない なつかしさがわいて来る(小…

谷あいのエゾヤマザクラ

本日は現地調査のため日高管内新冠町の山間部へ行って来ました。 ヒグマの気配に怯えながらハルニレ・オニグルミ・クリ・クロビイタヤなどが一斉に芽吹き出した沢筋を下っていくと、南向きの法面に早くも満開となった一本のエゾヤマザクラを見つけました。 …

鳥フル猛威

高病原性鳥インフルエンザについては前に少しだけ触れましたが、ついに隣の管内の養鶏場で発生。明日から動員です。(R4.4.18記) 4日後‥ 52万羽の埋却、ウンもスンもありません。 6年前に十勝管内で発生した時の経験者から「しばらくザンギが食えなくなる」…

冬過ぎて夏来にけらし~雪割り in Asahikawa

新年度、まだまだ単身赴任(いや、この距離はもはや出面か?)続きそうです。 自宅(旭川市)⇔赴任地(日高管内浦河町)⇔実家(函館市)という遊牧生活にも慣れましたが、よその地へ旅行に出かけたいなんて気が全く起こりません‥ さて、年によってはGW直前ま…

カマタマ。

昨年11月、松前の別宅で見つけたオオカマキリの卵嚢です。 北海道でカマキリといえば超希少。 東京での学生時代、キャンパス内の空地で馬に食わせる青草を刈っていると大小様々、多種雑多なカマキリがゴマンといて自分だけテンション上がりまくったものです…

北辺の竹林~モウソウチク

松前城のある海岸段丘の背後には寺町が形成されており、北海道遺産にも選定されています。思わず道内にいることを忘れてしまいそうな、古刹と椿と竹林。 内地でモウソウチクは荒廃した里山にはびこり問題になっている様ですが、道内ではごく一部でしか育たず…

「北の鎌倉」松前

幼少の頃から生き物と歴史に興味のあった私は「日本昔ばなし」に出てくる様な農村や里山に憧れ、「将来は趣がある古い集落に住みたい、でも北海道からは出たくない!」と想い続けていました。 そこで「終の住処」として予定(?)してるのが北海道最南端にし…

早春のアポイ岳

3月中旬。 春を思わせる陽気が訪れたかと思えば、傘が必要なくらいのベチャ雪が降ったり、目まぐるしい天気が続いてました。 先週は10㎞離れた町内の乗馬施設で‘‘部活‘’の日。車がないので、どこへでもチャリンコで行っちゃいます。向かい風に登り坂、齢50を…

北辺の照葉樹~ツルマサキ

いつも不思議に思うのは「この北海道に生息している生き物たちは、どうやって渡って来たのだろう?」という疑問です。 日本列島の成り立ち(地殻の変動)や氷期の到来(気候の変動)、これらを時系列に整理しても様々なパターンが想定できますが、暖地性の動…

ガチョウのモルテン?いいえオオハクチョウです

3月に入ると日脚が伸びプラスの気温も多くなってきました。恒例の「節句荒れ」「彼岸荒れ」を経て春が近づきます。 今時期、日高沿岸の河口部ではオオハクチョウが越冬しています。写真の個体は通勤時にいつも見かける一羽。川にはコイ(※)が群れなしているの…

雪の保温効果

冬の間は半月に一度、除排雪のため片道7時間かけて旭川の自宅へ戻ります。 例年ならこの時期、根雪が1m近く達するはずが今冬は半分くらい。シバレも緩く今のところ-20℃を下回る日が訪れないまま。豪雪に見舞われている石狩地方の皆様には申し訳ないくらいの…

最後の一株~実生パパイヤの越冬

昨年5月にスーパーで購入した果実から20粒ほど種子を採って播種したところ、2ケ月後にほぼ100%発芽しました。 と、ここまでは良かったのですが問題は夏季の海霧による低温。昨夏は珍しく25℃を越える夏日が続いたので、もう少し育ってくれれば良かったのに‥霜…

国内外来樹クロマツの法面植生

道南(渡島・檜山地方)から日胆(ニッタン=胆振・日高地方)の海岸線にはクロマツを含んだ植物群落が見られます。中でも襟裳岬の砂防林はNHK 「プロジェクトX」でも取り上げられ、上皇陛下も御在位中に御幸されています。 実はこの松、道内では国内外来種。外来…

日高の冬

北海道の太平洋側に位置する日高地方。 千葉県と同じくらいのエリアにその1/100(約6万)のヒトと数万頭の軽種馬が暮らしてます。 これまで道内を転々としてきましたが、 豪雪と放射冷却を繰り返す長い長い冬の道北内陸部 冬季はケアラシと波の華が吹き付け…