冬期間はどうしても道南方面への帰省より上川(旭川・美深)方面への帰宅が優先しがちです。根雪が殆どない浦河では考えられませんが、ひと月も放っておくとトンでもない量の雪が溜まるからです。
とはいえ函館にも老父の機嫌伺いに行きたいし、庭木の剪定も今が適期です。
2月下旬の飛び石連休、3ヶ月ぶりの帰省。
函館は平年よりやや多い積雪です。それでも旭川の1/3、美深の1/6くらい。
アキニレとネムノキ、道路や隣地へはみ出した枝(というより幹)を手ノコで間引きます。
どちらも本州産の暖地性落葉樹なので寒さには弱いはずなのですが、旭川でもネムノキがおがっている庭を見たことがあります。
翌日は日帰りで松前へ、同じくアキニレ(函館の木と兄弟)&ネムノキ(函館の木の二世)の剪定をします。
今は取り敢えず乱雑な仮植え状態ですが、将来は植物園みたいな雰囲気のビオトープ作りがしたいので、いつでも移植できるよう芯を止めておきます。
夏季と異なり除草の手間が要らないため、余った時間で城下町を散策。
松前の最寒月平均は-0.5℃(温暖湿潤気候)、寒さの指数が△15.7(照葉樹林の限界;△10~△15程度)で、道内最暖なのは勿論、北東北の太平洋側や内陸部より温暖な冬になります。いずれはタブノキ(現在の北限は青森県深浦;海の向こうに見える岩木山のすぐ隣)の種子が鳥に運ばれ、松前半島沿岸に照葉樹林が形成されても不思議ありません。
但し強い季節風のため体感温度はその限りではなく、浦河の方がずっと暖かく感じます。
浦河に戻ると寒々とした植物部屋から芳香が‥初めてのネット通販で購入したミツマタが咲いていました。以前、園芸店から入手した苗は旭川での越冬に失敗してますので、来冬の屋内取り込み時期には慎重を期すつもりです。