新しい部署へ移り4週目。
ようやく仕事のペースが掴めてきたものの、周りの人が何やってるのか全く分かりません。異動先、実は経理審査のグループ。経理のケの字も知らない自分が、一体どゆこと?
楽○精算のCMみたく「不備を伝えたら嫌な顔をされた」なんて会話も日常茶飯事。おぉっリアルY澤N子さん!これが経理か!などと他人事の様に聞いています。
いや、良いんです他人事で。自分は土木技術的な審査や資料作りに特化した職務ですから。現場に直接携わらないだけで、今までの仕事の延長線上にあります。
ただ、専門の農業土木だけでなく森林土木や水産土木も含めての範囲なので聞き慣れない用語も多く、渓間工?サルベージ?とても勉強になります。
大学の他学科履修で確か、林学科の環境林造成学だったかな?単位を取ったと思うんですが、1つも憶えてません。
さて、日当たりの良い場所ではエゾヤマザクラがほころび始めた浦河。里山の春景色を眺めるのは価千金、一瞬ごとに移り変わってゆく様は切ない程です。
三つ子の魂百まで、というとおり子供の頃にTVで見てた日本昔ばなしやカルピス劇場に登場した田園風景はいつまでも憧憬として記憶に残ってます。
ただ、原風景でありながらもそれは単なる心象風景。所詮はフィクション、時代背景も違います。飢饉・疫病・重い年貢‥実際には決して“のどか”だけでは済まされなかったことでしょう。
絵本も同じで、特に加古里子(かこさとし)さんという工学博士が描いた自然科学系の絵本の挿絵は自分の中では桃源郷と呼ぶのに相応しいクオリティでした。
函館の実家には「にんじんばたけのパピプペポ」「おたまじゃくしの101ちゃん」なんて田畑や水辺の画が満載の著作があった筈ですが、今となっては探しようもありません。
唯一、最も気に入ってた1冊「地球 その中をさぐろう」を旭川の自宅へ持ち出してました。半世紀も前の作品ながら、庭作りの参考にしています。