ezohikiの日記

道内五拠点生活

めずらしく社会的な話。

前回に引き続き、道南の夏景色をお届けします。

五稜郭外堀跡の保全
国内外来種アカマツやスギが植栽され
アブラゼミが暑苦しく鳴いています

姪っ子の1人が通う高校は父の母校でもあります
五稜郭と連続した緑地帯が連なっておりエゾリスが生息

実家最寄りの電停付近
日高管内では毎日見かける馬運車が
競馬場の方へ向かって行きました
この日は函館開催最終日
農林水産省賞典函館記念(GⅢ)
プレゼンターで長●まさみさんが来函

道南いさりび鉄道の車窓から
函館湾内の小さな入江

城下街のイメージを再現した
松前のメインストリート

函館の実家から松前まで日帰りもできたのですが、今回は温泉旅館でゆったりしました。

ぶつかりそうなくらい
ツバメが飛び交っていました(松前にて)

城門前の記念碑に植栽されたカヤ
自然分布の北限は岩手県あたり

カナヘビくんはスギのベッドでくつろいでます

道南に多いコバネヒメギス

フタモンアシナガバチの巣を2つ確認
毛虫をいっぱい狩ることを申し添えて
営巣を許可しました

先日、十勝管内で死亡交通事故が発生しました。

速度超過は間違いないのにスタッドレスの履き潰しが主因であるかの様な報道に対しちょっと違和感。夏タイヤなら大丈夫だった、なんて問題ではないのに、要因の1つを事故の本質に置き換えてしまってます。

不適切な例ですが、重篤な基礎疾患を持つ人が風邪で命を危うくした場合、問題は基礎疾患なのであって風邪は引き金に過ぎません。

こういった本質の取り違い・すり替えは、ゼロカーボンや外来種といった環境問題、歴史認識や差別・偏見といった社会問題に多くはびこってる気がするのです。

今回の帰省時、実家で父と同居を始めた妹が何だか怒っています。どうも戸籍上は男性のトランスジェンダーが女性用トイレの利用制限について訴えていた件の様です。

妹曰く、決して差別する訳ではないと前置きした上で「そういう少数派の我儘のために多数派が迷惑を被る」と皆がネットで言ってるし自分もそう思う、とのこと。

私は正直、ネットの情報は見ないし信じません。また、LGBTに関してよく解ってません。まあ、知らん者と解らん者同士の会話です。

少数民族や障害者についても、アタマでは理解してるつもりでも心のどこかで蔑んでしまってる気がしてなりません。

妹も私も、思いがけず身障児の親になって初めて知ったことが沢山あったはずなのに‥ほかのマイノリティに関しては何と無知なのでしょう。

そもそも原告の主旨はネットで叩かれてるとおりなのか?論点がすり替えられていないか?また、それは我儘ではなく当たり前の主張ではないのか?公的サービスを平等に受けられないこと自体、差別と呼ぶのでは?

いつもは他愛のないことしか言わない妹とこんなマジメな話をする機会も殆どなかったので、たまには良かったのかな、と思いました。

本州より南の北海道

幻想的なヒグラシ♀の羽化
夜光塗料のような薄緑色です
松前川右岸の竹林にて

何言ってるの?アッペでしょ、って思われるかも知れませんが、ご覧のとおり北海道南端は本州北端より南に位置します。

また、日本海から津軽海峡へ暖流が流れ込み恵山沖で冷たい親潮と交わるため、特に夏場は東へ行くほど冷涼となり、西側の松前半島は温暖湿潤気候(最暖月平均22℃以上)であるのに対し、東側の下北半島は西岸海洋性気候(同22℃未満)となります。緯度のみならず気候もアッぺコッペ。

近所の庭のカラタチ(函館市内にて)
冬には結実してました🍊
北の大地に根付いた柑橘類のハシクレ

幕末~明治の頃、本州と北海道の分布境界線を提唱した英国の動物学者ブラキストン。彼の著書が「蝦夷地の中の日本」です。

え、「日本の中の蝦夷地」では?これまたアッぺじゃね?でもここでいう“日本”とは、中世より和人が渡り定着、近世においては幕藩体制に組み込まれ稲の試作や畑地の新田開発が行われてきた、道南を指すそうです。

つまり道南(特に南端部)は気候も歴史的認識も「北海道の中の内地」、そして本州からの国内外来種たちが里山に独自の生態系をもたらしています。

結実したビワ(函館市内にて)
北西風が当たらない壁に沿って植栽されてます

道内では珍しく、函館の七夕とお盆は7月。

3(+有給1)連休は帰省して墓参を済ませます。今年は母の七回忌になります。

北方系のシラカバで
南方系のニイニイゼミが鳴いてました
函館の墓園にて

この時期の道南は旭川みたい(30℃)に暑過ぎず、浦河みたい(20℃)に涼し過ぎず、程よく夏らしい25℃前後。しかし前線の北上により蝦夷梅雨の空模様で大雨が降り蒸しています。

蝦夷梅雨をもたらした梅雨前線
あまりにも幾何学的な弧を描いて
北海道南岸に停滞していました

先月から妹一家が実家で父と同居を始めました。

市の借上住宅(オール電化)が電気代高騰の上、家賃値上げもあって遂に音をアゲた様です。2人の姪っ子もそれぞれの高校がグンと近くなったし、何よりも父の見守り役を任せられるのでホッとしました。

昭和50年代には最大3世代7人暮らしていた実家ですが、6年前からは独居老人世帯に。ここで一気に3世代5人家族へ復活したのですから、喜ばしいことです。ただ、お年頃の姪っ子たちもいるので叔父である自分が長居するのも何だし、一晩だけ泊まって早々に松前へ向かいます。

北方系のエゾマツで
南方系のヒグラシが鳴いてました
松前の阿吽寺にて

オオカマキリの5齢幼虫
草刈中に5匹発見💕
目指せカマトープin松前

これは珍しい!ハネナシコロギス
函館の実家の外灯で見つけたとき以来
何十年ぶりでしょう(松前にて)

スギの実生
道南では人里のあちこちで
スギやクロマツが自然繁殖しています

あ、夏のにおい🌿

霧が晴れたなら陽射しだけは夏
ハルニレ(エルム)からの木漏れ日

もし夏の定義を「夏日(日最高25℃以上)が続く期間」とするならば、日高沿岸に夏はほぼない!ってことになります。

道内各地で連日の夏日・真夏日、いや先日は北見で猛暑日も記録する中、全く無縁の霧・霧・霧‥でも日中は蒸し暑いんですよね、20℃越えただけで。

日高昆布の香り?浦河港にて
旭川のパルプ・函館や留萌の水産加工・士別の澱粉と甜菜
それぞれマチには独自の匂いがあります
先日ヘンな香りがすると思ったら
○君がヒーターで靴下を乾かしていた‥
(現場で水路にはまったらしい)

海霧が晴れても親潮からの冷風は強く、日が落ちるとストーブを焚く程でないにしろ肌寒い(猛暑に喘ぐ地域に分けてあげたい!)永遠にこんな日が続くのではないか、と錯覚しそうな日高沿岸の初夏。ようやく窓を開けれる程度まで気温が上昇してきました。

海側の窓からは高く鼻突く磯の香、山側の窓からは馬のいななきとともに厩肥の臭気。いずれも自分にとっては馴染み深い安堵する匂いです。

鴨のファミリー

夜、または早朝に窓を開け放つと部屋に甘酸っぱくて悩ましい香りが流れ込みます。

花の芳香、それに発酵した樹液の酸っかい匂いが混ざった様な、夏休みの朝、ラジオ体操の帰りにガニ(セミの幼虫)を探しに行った時に嗅いだ、清々しい子供の頃の記憶が思い起こされます。

恐らく、芳しい花の正体は今が旬のイボタとクリでしょう。もう少しするとハシドイやホザキナナカマドなんかも加わり、アタマの中はハナムグリにでもなったよう。

この辺りのクリは全て植栽と思われます。道内のクリは縄文時代に食料として持ち込まれ道南で帰化したもので、自生の北限は南空知の栗山・栗丘・栗沢付近(クリの付く駅名が3つ続きます)それより北・東でも植栽はされてますが、実入りはあまり良くないみたいです。

しばらくカラカラ天気が続き、ようやく降ったと思ったらお湿り程度。夕方にケラが鳴き出すのに合わせてアマガエルも合唱します。少しの雨でもどこか(川の高水敷?)で産卵しているのでしょう。

低温のせいか、まだエゾハルゼミの声が聞こえます。道南や上川では7月に入るとまず見られません。そのため最初は「まさか日高にもヒグラシが?」と聞き間違えたものです。

火焔菜(テーブルビート)を収穫
同じアカザの仲間であるホウレンソウみたいな味
マヨラーはサラダにしてマヨをたっぷりかけるべし

火焔菜の根(ボルシチの原料)
輪切りにすると名前のとおり真っ赤な汁が滲む
甜菜の一品種だけあって甘いけれどサラダには少しエグい
精糖工場ではライム(石灰)で中和して糖分を抽出します

蕎麦の実は1株から数十粒を収穫
霜にやられて2株しかオガらなかったので
来年用の種にします

頭を垂れてきた大麦
間もなく収穫ですが明日から長雨の予報
いよいよ蝦夷梅雨入りかな?

手稲へ集え!

聴覚障害の長男が札幌の大学へ進学し早くも3ヶ月。

妻は旭川からばんきり世話を焼きに通ってます。部屋の掃除やら下宿のオバチャン(といっても我々夫婦と同い年)から様子を伺ったり‥

バイトの面接は全て落ちたとか、ゴミ分別や洗濯に慣れてきたとか、手話サークルに居場所を見つけたとか、長男も少しずつ世の中のことを学んでるみたいです。

先週末は親交会の理事会があって、妻もすっかり役員(旭川支部代表)が板に付き(手当が支給されるからですが)午後から先生たちとの会食があるので来ないかい?とのお誘い。

二つ返事でOK!(食べ放題だからですが)土曜の早朝、羆がウロつく?向別ターミナル(浦河)から野良着のまま大都市サッポロへ‥今回も手稲集合、最近はこのパターンが特に多く、もはや手稲は6つ目の拠点と言って良いくらいです。

大学まで駅から樽川通を北へ約1.5㎞
自分の母校も駅から街道を北へ約1.5㎞でした
何となく立地は似てるけど街の密集度がまるで違います
樽川通はハルニレ(エルム)とライラックの並木道
根本に植えられた花はマリーゴールド
ヨーロッパ原産の雑草ムシトリナデシコ
整然と手入れされると雑草でも立派なものです

9月に編入試験を控え猛勉強中の長女(4年生)のアパートで妻の持って来たカジュアルに着替え(さすがに野良着はカジュアル過ぎ‥)会場の学食へ。なんと学食が3つもあり、しかも清潔感いっぱい!いや、比較対象がゴ○ブリ入り定食が当たり前の昭和のビンボー大学ですから‥

学内は近代的で、講義棟も研究室も明るくデパートみたい!ウサン臭さはまるでありません。いや、令和の時代はこれも当然のことですね。

元は自動車関連の学校だったとのことで
きっとマニアには貴重な展示なのでしょう

肝心の先生たちとの懇談ですが、やはり聴こえないハンデで授業についてくのに難儀してるとのことでした。そこは医療系であるが故、シビアです。国家試験ははるかに遠い夢だとしても、せめて卒業さえしてくれれば親として何も言うことありません。

思いがけず長女・長男がお世話になっている当大学、ひょっとして次女も?いえいえ、農学部志望の次女には是非、ウサン臭さの残り香がしてキャンパス内に森があり野良鶏や牛馬が集うバンカラ(死語?)な大学へ行って頂きたいです。

樽川通沿い手稲土功川より手稲山方面
名前のとおり土功組合(土地改良区)により
開削された排水路と思われます
この辺は石狩湾へ続く沖積平野で低湿地の様です

旭川の様子、6月下旬はかなり暑かったとのことですが、涼しくなって助かりました。

6/29に39.5㎜/hrのスコールがあり
築45年の中古物件(自宅)は雨漏りで大変だったそう
秋蒔き小麦も倒伏してました

消滅したと思ってたクワイが復活

砂利原に逸出した三色菫(ビオラ
さながらガレ場の高山植物にも見えます

早くも聾学校前の歩道でアジサイ開花

中国原産チンシバイとエゾオオマルハナバチ

北大キャンパス

エルムの都・札幌
北大周辺は豊平川が形成した扇状地の端部にあたり
伏流水が湧き出る場所「メム」があちこちで見られます

赴任地である浦河から自宅のある旭川へ、或いは実家のある函館へ帰る時にどうしても通らさるのが札幌です。いえ、車で行くなら最短ルートを選びますし、路線バスと汽車(又は電車)を使えばわざわざ札幌に寄る必要もありません。

でも限られた日数と交通費を勘案すると、札幌発着の都市間高速バスを乗り継ぐのが断然早くてお得です。苫小牧でも乗降できれば言うことないのですが。

すっかり札幌での定番と化したスタ丼

都会の雑踏はどうも苦手です。

この前も乗り継ぎ時間にスタ丼食おうと店の入口まで差し掛かったところ、歩きスマホの女性がこちらに向かって来るではありませんか!とっさに避けられなくて取り敢えず停止(車と同様、こちらが止まっていれば加害者にはならないと思い‥)その女性の前に立ち塞がる形になりました。何よアンタ、と言わんばかりにキッと睨んで行ってしまいましたが、気分の良い出来事ではありません。

サツエキでの乗り継ぎや札幌出張時の時間調整でいつも退避してる場所が北大または附属の植物園です。

私自身、北大には何の所縁もないです。父は水産学部(函館キャンパス)卒ですが札幌キャンパスにいたのは一般教養の時だけでしかもS30年代の話、そして兄は2度落ちています。つまりニセ学生を演じてる訳です。(あ、もちろん若い頃です。今は散策してるおじいちゃんのフリ。)

懐かしさを感じる講義棟の雰囲気

米原産アカナラの実生

道民にとって特別なステータスでもある北大ですが、函館ではそうとも限らない様です。高校の頃「道南からの北大進学率が低い」という問題があったみたいで(何が問題なんだか‥)校長が「ウチの生徒なら半分は受かる!内地志向が強いだけだ!」と記者に答えたとか。

半分受かるとは些か盛り過ぎですが、パコダテ人からすればずっと奥地にある札幌よりも目の前に見える対岸、内地の方が身近に感じるのは無理もないことです。

今週末は久々に旭川へ来てます。とにかく暑い!

日中の浦河との温度差は10℃以上、既に日高管内の真夏を越えています‥

 

【追記】

いつも利用している高速はこだて号で大変な事故が起こってしまいました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈り致します‥

野生の王国?

全道各地でヒグマの出没・事故が相次いでます。

昨年は松前でも老夫婦が庭先で襲われ重傷、白神岬を挟んだ福島側で一昨年犠牲者を出した案件と同じ個体によるものではないかとみられてますが、まだ捕獲されてません。道南の熊は特に気が荒い、と言われるのは本当なのかも。

将来の菜園(松前
ここも目撃情報があり油断できません

道南の地域条件‥
※ブナやクリなど餌が豊富
※温暖で越冬しやすい
※土地が狭く人里が近い
生息密度が高いと生存競争も激しくなり
結果として獰猛な熊が生き残るのかな?

頭数調整の必要があるものの、ハンターの担い手不足だとか、人を恐れない個体や人の食べ物の味を憶えてしまった個体が増加してるだとか、課題が山積みの様です。

ベテランの猟師でさえ容易には駆除できない危険なヒグマ、大多数の素人には為す術もありません。

本来は原生林と人里の間にある里山みたいな二次的自然が緩衝帯になってる筈でしょうが、机上の理論どおり都合良くは機能しないものです。

盛岡在住の義姉が一念発起して猟銃免許を取得したらしく、興味深いと感じました。いずれ詳しく聞いてみようと思ってます。

 

釧路管内では昨年あたりから野犬が徒党を組み、エゾシカを襲う様子が目撃されたとのことです。少し見方を変えれば、絶滅したエゾオオカミのニッチを同種であるイヌが埋めているという「皮肉」とも取れます。

実際、エゾシカ対策としてオオカミ再導入を提唱する方もいるみたいです。構想としては理解できますが、余りにもハレーションが大きく現実論ではないのでしょうけれど。

絶滅させられたオオカミには申し訳ないですが、やはり現在の北海道にいてもらっては困るのです。

通勤中に官庁街で見かけるエゾシカ(浦河)
登校する生徒ももはや気にしてません

廃線跡を通行してる模様

昨年いつも宿舎前で遊んでた子ギツネ
すっかり成長して今は通り過ぎるだけ

で、何気に浦河町の広報を見てたら、とうとう近所のバス停にも出た‥都市間高速バス(広尾サンタ号)に乗降するとき利用してるターミナル。周囲は育成牧場ですが事業所や福祉施設が隣接しており、すぐ近くにパチンコ店やカラオケ店、生協や学校もある場所です。

夜道は気を付けねば!(どうやって?)

午後7時ってサンタ号のとうちゃこ時刻じゃ‥

浦河もようやく日中は15℃位まで気温が上昇してきました。まだ寒々とした時期は続きますが、ついにコタツを撤収!せめて気分だけでもムリヤリ夏モード‥

ツツジも海霧の中‥

やっと顔を出した馬鈴薯

和種ハッカ
旭川で増やした株を浦河と松前へ移植

道内では殆ど見かけない春の七草ハハコグサ
中国大陸原産の史前帰化植物

畝間の水を集める釜場を掘削
10㎜程度の雨なら浸透しますが
それ以上降れば滞水して逆効果
遮水材料でツッペすればミニ池にもなります

ネギの切れ端も植えちゃいます
とにかくお金はかけたくないので
無肥料かつ蒔いた種も試供品ばかり

秋に拾った木の実も発芽し始めました

田んぼの学校

鳥フル・欠員・年度替わり‥3月から続いていた一連の繁忙期はようやく終盤、今週の人事異動が落ち着けば乗馬も再開できそうです。

Yステーブルで調教を担当している馬仲間のMさんから「今週、来れない?」と頻繁にお誘いメールがありましたが、若い頃の様に体力・気力が持ちません。でもせっかく日高にいるのに馬に乗れないなんて本末転倒です。

忙しさのピークはGW直後にあった監査でした。

霞が関の方々は北海道のデカさをナメてる様で、千葉県と同じ面積の日高管内を都内一周する感覚で行ったり来たり。当日の走行距離は300㎞に及びました。観光で例えるなら、1日で成田空港からシーワールドに行って鼠の国で遊んで犬吠埼を見てからマザー牧場へ、みたいな。(予告:マザー牧場に在厩(H4-12)していたリキアイシンプウ号について、いずれ記事にします。)

沙流川流域(平取町荷菜(ニナ))の水田

旭川では既にエゾハルゼミが鳴き出し季節は着実に春から夏へ移行、そろそろ扇風機を欲する気温だというのに、霧が晴れても海からの風はしゃっこく、相変わらず10℃前後の日が続きます。4月以降、気温が殆ど上がらずコタツがまだ片付けれません。

シナモンやバナナ・パイナップルといった熱帯植物が寒さですっかり萎れてしまいました。来年はベランダに出すのをもうひと月遅らそうと思ってます。

旭川がまだ深い雪に覆われていた3月に起こした畑も、積算温度が全く足りず麦と火焔菜を除いて成長は止まったまま。

さすがは大麦!雑草並みの逞しさです

ウクライナ発祥の料理ボルシチの原料
火焔菜(テーブルビート)
冷涼な気候に適した甜菜の一種

やっぱり牧草くらいしかオガらないのかな?

そんな日高管内でも少し内陸へ入ると水田があり、児童が水稲栽培を体験する校外学習「田んぼの学校」が開催されます。空知や上川の水田地帯では地元の有志や土地改良区が協力して大々的な行事になりますが、それに負けず劣らずの力の入れようです。

先週は田植えがあり、職場からも何人かがお手伝いに行きました。軽種馬生産地の小規模校が2校、合同でのこぢんまりとした体験学習だった様です。

今回の田植えは参加しなかったので
R2秋の稲刈りの様子(浦河町荻伏)

同じ条件で育てた訳でないので単純比較にはなりませんが
左~浦河(沿岸部)の宿舎の窓辺で栽培
ヒョロヒョロですが辛うじて登熟
右~旭川のミニ水田(下の写真)で栽培
テキトーですがそれなりに実ります

今年は5/20に田植え(旭川
単身赴任なので注水は妻にお願いしてます
セリやらクワイやらミズアオイもごちゃ混ぜ
チュンコ(雀)どもが好き放題に水浴びし
登熟前に殆ど食べられてしまいます
チュンコにとっては朝飯付き・風呂付きの「雀のお宿」