前回に引き続き、道南の夏景色をお届けします。
函館の実家から松前まで日帰りもできたのですが、今回は温泉旅館でゆったりしました。
先日、十勝管内で死亡交通事故が発生しました。
速度超過は間違いないのにスタッドレスの履き潰しが主因であるかの様な報道に対しちょっと違和感。夏タイヤなら大丈夫だった、なんて問題ではないのに、要因の1つを事故の本質に置き換えてしまってます。
不適切な例ですが、重篤な基礎疾患を持つ人が風邪で命を危うくした場合、問題は基礎疾患なのであって風邪は引き金に過ぎません。
こういった本質の取り違い・すり替えは、ゼロカーボンや外来種といった環境問題、歴史認識や差別・偏見といった社会問題に多くはびこってる気がするのです。
今回の帰省時、実家で父と同居を始めた妹が何だか怒っています。どうも戸籍上は男性のトランスジェンダーが女性用トイレの利用制限について訴えていた件の様です。
妹曰く、決して差別する訳ではないと前置きした上で「そういう少数派の我儘のために多数派が迷惑を被る」と皆がネットで言ってるし自分もそう思う、とのこと。
私は正直、ネットの情報は見ないし信じません。また、LGBTに関してよく解ってません。まあ、知らん者と解らん者同士の会話です。
少数民族や障害者についても、アタマでは理解してるつもりでも心のどこかで蔑んでしまってる気がしてなりません。
妹も私も、思いがけず身障児の親になって初めて知ったことが沢山あったはずなのに‥ほかのマイノリティに関しては何と無知なのでしょう。
そもそも原告の主旨はネットで叩かれてるとおりなのか?論点がすり替えられていないか?また、それは我儘ではなく当たり前の主張ではないのか?公的サービスを平等に受けられないこと自体、差別と呼ぶのでは?
いつもは他愛のないことしか言わない妹とこんなマジメな話をする機会も殆どなかったので、たまには良かったのかな、と思いました。