一昨年の札沼線(区間の6割)、去年の日高本線(大部分)に続き、留萌本線もついに全線廃止とのニュースがありました。新幹線の並行在来線となる函館本線(山線)のバス転換も決まっており、道内の地方交通線はいよいよ限界まで達してしまった様です。
無理もありません。JRに勤めていた方から「JR北海道が1年かけて上げる収益は東日本の1日分にも満たない」という話を聞き愕然としたものの、人口密度や気象条件を考えると今まで良く頑張ったとしか言えません。
父方の祖父は国鉄の車両技師として五稜郭機関区に勤務していました
私は鉄道マニアでないので、乗ったり撮ったりを目的とすることはありませんが、移動手段として好んで利用します。
前回・前々回の単身時は駅が利用可能な地域だったので、週末は旭川まで汽車を乗り継いで帰っていました。
妻は最近、美深の実家へ家業の手伝いに通っていますが、宗谷本線の特急をよく利用する様です。
微力ながらも道民として出来る限り「乗り支え」たいと思っています。
元はローカルな江差線、トンネル開通で電化され快速・特急が通る大動脈(海峡線)に。新幹線の開業後はローカル線に逆戻りして民営化、再び気動車(≒キシャ)が走ります。
函館から松前方面へ、かつては国鉄松前線が直通してましたが、現在は木古内まで三セクの「いさ鉄」、その先は代替バスに乗り換え。片道100㎞、旭川~美深と同距離ですが特急も急行もありません。
松前藩領と幕領との境界に設けられた関所
木古内でのバス待ちが1hあるので、知内との境まで海峡沿いに歩きました。
日高沿岸の冷風に比べると暖流からの風はやや生温く、エアコンでいえば「弱」または「送風」でしょうか。それでも風がある分、「照り焼き」の旭川や「蒸し焼き」の内地よりずっと過ごし易いです。