何言ってるの?アッペでしょ、って思われるかも知れませんが、ご覧のとおり北海道南端は本州北端より南に位置します。
また、日本海から津軽海峡へ暖流が流れ込み恵山沖で冷たい親潮と交わるため、特に夏場は東へ行くほど冷涼となり、西側の松前半島は温暖湿潤気候(最暖月平均22℃以上)であるのに対し、東側の下北半島は西岸海洋性気候(同22℃未満)となります。緯度のみならず気候もアッぺコッペ。
幕末~明治の頃、本州と北海道の分布境界線を提唱した英国の動物学者ブラキストン。彼の著書が「蝦夷地の中の日本」です。
え、「日本の中の蝦夷地」では?これまたアッぺじゃね?でもここでいう“日本”とは、中世より和人が渡り定着、近世においては幕藩体制に組み込まれ稲の試作や畑地の新田開発が行われてきた、道南を指すそうです。
つまり道南(特に南端部)は気候も歴史的認識も「北海道の中の内地」、そして本州からの国内外来種たちが里山に独自の生態系をもたらしています。
道内では珍しく、函館の七夕とお盆は7月。
3(+有給1)連休は帰省して墓参を済ませます。今年は母の七回忌になります。
この時期の道南は旭川みたい(30℃)に暑過ぎず、浦河みたい(20℃)に涼し過ぎず、程よく夏らしい25℃前後。しかし前線の北上により蝦夷梅雨の空模様で大雨が降り蒸しています。
先月から妹一家が実家で父と同居を始めました。
市の借上住宅(オール電化)が電気代高騰の上、家賃値上げもあって遂に音をアゲた様です。2人の姪っ子もそれぞれの高校がグンと近くなったし、何よりも父の見守り役を任せられるのでホッとしました。
昭和50年代には最大3世代7人暮らしていた実家ですが、6年前からは独居老人世帯に。ここで一気に3世代5人家族へ復活したのですから、喜ばしいことです。ただ、お年頃の姪っ子たちもいるので叔父である自分が長居するのも何だし、一晩だけ泊まって早々に松前へ向かいます。