ezohikiの日記

道内五拠点生活

エゾヒキガエルのはなし④

かつて函館の実家の池でも孵化していたエゾヒキガエル

旭川や美深が位置する上川地方は今、積雪深のピークを迎えてます。3月に入ると道北と言えども降雪より融雪が上回るためですが、平均気温が+となるのはまだ先のこと。

まだ寒い内に落葉樹の剪定を済ませます
エゾヤマザクラは花芽が付いてましたが
隣地に越境せぬよう切るのは今しかない(旭川にて)

木々は深い眠りの中

キツネの足跡?

春が近づくと心底湧いて来るのが、この蛙への思い入れです。

元々ブログを始めた動機がこの蛙、ひいては外来種全般に向けられた理不尽な扱いに対する疑問からでした。賛同は得られずともこんな事例があることを知らしめたい、そんな思いです。

この先、誹謗中傷・罵詈雑言と捉えられかねない記述をしますが、覚悟の上。

SNS上で環境系などと称する輩が近年外来種と判明したクサガメや鯉を狩ってる動画を目にします。そのうちヤモリやスッポンも同じ理由で標的にされるかも知れません。

外来種と認識されず何百年も人里に生息してきた彼等を撲滅させることに今更、一体何の意味があるのでしょう?その行為によって太古の生態系に戻る訳でもなく、戻す道理もないはず。

鯉を地域で慈しんできた人々の思いを無視して「外来種だから」と分別もつかないヨソ者が勝手に駆除してしまう行為は目に余ります。

もちろん、外来・在来を問わず人為的な調整が必要になる場面もあるでしょう。手を加えるべきでない原始の自然がある一方、手を加えなければ維持出来ない自然もある訳で、その線引きは地域で決めるべきもの、地域の自然は地域に委ねるのが鉄則です。

曾祖父の代から関わり、父が地域での保全活動のきっかけを作ったこの蛙もまた、同じ境遇におかれてます。

ある時期、ヨソから来た某研究者が「外来種だから駆除すべき対象」と吹聴、その言葉が鵜呑みにされる形で地域での保全活動は潰えました。その様なことになっていたとは父も私もつゆ知らず、不徳の致すところ。

石狩川水系での繁殖が話題になる頃と相まって、流される様に行政が動き条例で指定外来種と位置付けされたことで、古くから生息していた函館の個体群までも市民権を剥奪される状況となりました。

深川での活動にチャランケつける気はないですが
以前この団体に意見を伺ったところ「毒蛙と強調す
れば地元は喜んで協力してくれる」そうです😓
それにしても「農作物守れ」って‥
きっと生態系が乱れると害虫も増えるとか
風が吹けば桶屋が‥的な論法をたらし込んだのでしょう

旭川で駆除活動してるフリーランスの先生の講義
父の文献をパクった内容だったので申し入れたところ
「○(父)先生と会って許可を貰った」との回答
父はそんな研究者と会ったことないし記録もない
どうやら父が既に故人と思ってテキトーに答えた模様
更に「自分が函館での誤った保護をやめさせた」と自白

広い北海道をひとくくりで指定するのはどうか‥
移入の経緯や歴史は地域によって異なるのに

ウィキペディアを書き換えさせたのももしや‥
ザリ先が函館で暗躍?してた時期から
函館山に生息してなかったエゾアカガエルが急増しました
北海道の在来種だからと何者かが放したのでしょう
でもこれじゃどっちが外来種なのか分かりません