ezohikiの日記

道内五拠点生活

七飯の扇状地を歩く

江戸後期に拓かれた農村・中島郷(七飯町

牝馬は繁殖に上がる個体も多く、競技馬へ転用される競走馬は牡の比率が圧倒的に高いものです。

でも自分は割と牝馬との関わりがありました。ヒトの👧とは全く縁がなかったのに、皮肉なもんです。(元彼だの元カノだの、そんな話題をTVや周りで聞いてもまるで知らん話‥)

上記は近年お世話になってるウィンクルミラクル号。

乗馬公園の近くで生産され、引退して2頭ほど仔を取った後、乗用となりました。軽快で乗り易いですが集牧の時の蹴癖が玉にキズ‥

大学の馬術部で最後に担当したのはエムケイアイ号という小さくプリプリした(トランジスタグラマー?)人懐っこい牝馬でした。

JRA宮崎育成牧場(広さはJRA日高育成牧場の1/50←上から目線の道民)でアラブの1番時計を出したのに、何らかの理由でデビューできなかったそうです。

旭川乗馬倶楽部でバンキリ乗ってたのがヤクモミューズ号。凶暴で咬癖があり、でも人によっては素直で従順というツンデレぶり。

彼女は道南では数少ない生産牧場の生まれでした。

森町の石谷付近から見える渡島富士こと駒ヶ岳(内浦岳)

手前ミソですが我が故郷・道南は、あらゆる産業や地理や自然が少しずつ詰まった、日本の縮図みたいな地域ではないかと思っています。

農業においては水田・畑作・園芸・畜産・酪農・果樹、そして僅かながら軽種馬。酒造にワイナリー、競馬場&競輪場もありますね。

交通においては新幹線・在来線に三セク、路面電車にロープウェイ、フェリーに空港。高速道路も程なく繋がります。

新函館北斗駅(旧渡島大野駅)で都市間バス降車
新幹線開通後は初めて訪れました
ちょうど東京行き「はやぶさ」の発車時刻

こちらは札幌行きディーゼル特急「北斗」
なんか撮り鉄になっちゃってます‥

さすが乗継駅!バンキリ色んな列車が入線してきます
レッドベアに牽引される貨物列車
この付近(渡島大野)は北海道水田発祥の地
江戸前期より試験栽培が行われています

新函館北斗から大中山まで各駅の汽車で移動

コナン仕様の快速はこだてライナー
なんと電化されてます!
電車といえば路面電車のことで国鉄は「汽車」だったのに
トンネル開通で青森行きの快速電車が現れた頃から混乱😵

本道の南西に突き出た渡島半島は先端で松前・亀田の両半島に分かれ、外海(暖流の日本海・寒流の太平洋)と内海(噴火湾津軽海峡)に面し、砂浜・奇岩・陸繋島、入江・岬・離島もあります。

気候は亜寒帯から温帯(西岸海洋性・温暖湿潤)まで、地勢も成層火山・溶岩ドーム・峡谷・渓谷・原始河川・堰止湖・段丘・砂丘跡・海蝕洞・鍾乳洞・沖積平野、そして扇状地

今回の帰省では七飯扇状地群の1つを散策してみました。

昔ながらの汽車と鳴川岳
53年前にYS-11ばんだい号墜落事故のあった
鎮魂の山です

扇端を勢い良く流れる中野川
横津岳連峰より流れ落ちる小河川は
西側斜面にいくつもの扇状地を形成
久根別川へ合流し函館湾に注ぎます

この辺で多く栽培されるマルメロ

扇頂→扇央→扇端と標高の順に土地利用が
果樹園→集落・畑地・工場群→水田
工業地帯にはガラナやラーメンの工場もありました
工場敷地で見かけたエニシダ
・サラサドウダン・ジャーマンアイリス

集落を結ぶ赤松街道(日本の道100選
大河「青天を衝け」にも登場した栗本鋤雲が
箱館奉行時代に佐渡から移入した種子がルーツだとか

由緒ありそうな農家の庭先にカキノキが