ezohikiの日記

道内五拠点生活

岬めぐり

前回に引き続き、十勝への旅路です。

大学4年間を除き半世紀も北海道にいて、道内のことなら何でも!なんてフリしてますが、実は見たこと(行ったこと)ないもの(ところ)が沢山あります。

  • 野生のヒグマ&タンチョウ
  • オホーツクの流氷
  • 根室管内(知床を含む)
  • 本道最北端;宗谷岬‥等々、ほか多数。

また、日高管内へ来て4年目になりますが、車がないため私用での行動圏はチャリで廻れる範囲に限られます。よって管内にも一度は行っとかなきゃ!って場所がいくつかあります。

特に現場のない東南部(様似・えりも)は仕事でも行くことが殆どありません。今回、ようやくその機会が訪れました。

往路は2日がかり
日高山脈・夕張山地・幌内山地を
ぐるっと500㎞!

次女のオープンキャンパスに同行するため、先ずは旭川の自宅に寄ってから十勝へ入ります。

浦河→札幌(都市間高速バス)

札幌→旭川(同)ここまではいつもの帰宅

旭川→帯広(都市間バスもありますが妻の運転で車)

復路はさすがに遠回りを避け
路線バス乗継の旅170㎞

浦河へ戻る行程は‥

帯広→中札内(車で送ってもらいバス停でお別れ)

中札内→広尾(路線バス)乗換

広尾→襟裳岬(同)途中下車

襟裳岬→様似(同)途中下車

様似→浦河(同)

オープンキャンパス終了後、後泊する帯広市八千代のユースホステルへ向かいます。この辺りは31年前、妻と初めて会った場所(らしい)。

YHは国内外来樹カラマツの耕地防風林の中
格子状の幾何学模様は十勝の原風景
コエゾゼミとエゾチッチゼミの蝉時雨

お風呂と夕食は少し足を延ばし芽室町中美生の嵐山まで。この奥、上美生の牧場に自馬を預託し流鏑馬競技にも参加してたのはもう17年前になります。

嵐山では鉱泉に浸かり
地元野菜たっぷりの定食を平らげました

中札内は道内最大の村
SCぽいのがあります

やって来たのは黄色の十勝バス、懐かしい!

バスを降りると先程の猛暑はどこへやら
海霧の十勝港(広尾)
浦河と同じ様子ですが
冬はずっと寒いみたいです
JRバス日勝線に乗り換え

胆振・日高地方を日胆(ニッタン)と呼びます。行政・産業(特に軽種馬生産)・気候においては日胆の括りが一般的です。

対して海の繋がりや地理的には山脈を挟んで十勝・日高が括られる場合もあり、日勝(ニッショウ)と呼ばれます。

先人が残したクロマツ林に抱かれた襟裳岬の集落
「吹きすさぶ海風に耐へし黒松を
永年(ナガトシ)かけて人ら育てぬ」
(H18の御幸で現・上皇陛下の詠まれた歌)

何もないと思いきや
ライダーや観光客でごった返し銀座並み
撮影スポットのもっと先に「突端」があり
更にその先が‥一体どこが本当の先っちょ?
先っちょらしき袋小路から振り返り
右が十勝側
左が日高側
日高山脈の一部を縦走しちゃった?!

トンボロの先はエンルム岬(様似)
頂上まで行けるそうですがまた今度

1804年(幕領時代)建立の等樹院(樹はサンズイ)
様似は17世紀から集落が形成された由緒ある町

親子連れで賑わう親子岩海水浴場