勤続30年で金一封頂けるようです。
妻から「自転車欲しくなっちゃった。電動の。」と宣うメール。知らせてないが何故?
自宅のある旭川は茫漠たる盆地の中央、果てなき上川平原が広がります。以前、京出身の方が「京都盆地は端から端まで歩けるけど、ここはムリ!」と言ってました。
でもチャリなら街場の大半は行けちゃいます。何しろ平らなので人力チャリで十分。
周囲には春光台や神楽岡といった丘陵地もあり、長男と次女が通う学校も坂の上ですが、通学するのは本人だし高校生は当然、人力に限る!云々。
あと思い当たる坂といえば長大橋のキャンバー(反り:いわゆる太鼓橋)でしょうか。
地名の由来となった忠別(アイヌ語で朝日が昇る川:諸説あり)・石狩・美瑛・牛朱別の4河川が中心部で合流、オサラッペ・江丹別ほか多くの中小河川が市内を流れる川の街。橋梁も至る所に架設され旭橋やツインハープ橋などは街のシンボルとなっています。
一応、私も土木技術者のハシクレでありますが、携わったのはせいぜい桁橋。しかも「これボックス(函渠)で良くね?」って言わさるくらい短い橋長だったので、斜張橋とかトラス橋とか見ると惚れ惚れしてしまいます。
で、結局なんで電動なの?と聞くと「こぐの面倒くさ~い」とな。
やっぱり‥まぁ車よりずっとエコな訳だし、全額供出する羽目に。
平成の大合併で空知の岩見沢に抜かれるまで、水田の水張面積が日本一だった旭川。
近隣も含め上川百万石と称される一大稲作地帯ですが「温暖化の恩恵で北海道でも良食味米が獲れるようになった」的な発言をして道内米農家のヒンシュクをかった政治家もいました。
それは一つの要因なのでしょうが、営農努力や品種改良は勿論、深水灌漑などの栽培技術とそれを可能にした基盤整備(土地改良事業)のことも忘れて欲しくありません。
木の葉が色を変える10月の旭川、近所の秋景色を掲載します。