北海道で実る唯一の柑橘・カラタチがおがってました
先月半ば過ぎ、道南へ帰省しました。
半年前に訪れた時は函館の一歩手前、道内で最も古い農村集落である七飯町大中山界隈を徘徊しましたが、今回もちょっち道草を食います。
この辺りの台地と低地、農地と住宅地が入り組んだ様子、なんとなく川越とか筑波とか関東の農村に雰囲気似ています。
昔のひなびた無人駅の面影はありません
シンボルツリーは縄文人が道南に持ち込んだとされるブナ
就職したての頃、職場にはヒマそうな中高年がいて「いいなー早く50代になってまったりしたい!」などと考えてました。ところが淡い期待と裏腹にそんな不届きが許されない時代へ。何故か年齢と共に業務が嵩み、気が付けば休日はひたすらグウたれるだけの日常になってました。
50歳を契機に「残業のない地域」への転勤を希望したところ、引き当てた日高。偶然とはいえ、馬の世界へ呼び戻される運命だったか!
つい何年か前までのガリガリやってた頃がウソみたいなゆとり時間。閑職?窓際族?などと言われようが何であろう。心はもう数年後のルンペン生活をルンルン気分で待ち望んでいます。
地理の教科書みたいな我が故郷・道南の風土と地勢。
退職したら松前の管理地を整備してドサンコ&猫と暮らしたい。しかし馬を飼う以上、万全な計画で臨みます。少しでも不安要素があれば諦める、そんな心構えです。
今よりもっとモノを買わない生活。ゼロカーボンとやらには貢献しますが、世の中こんな奴ばかりだと資本主義社会が回らないですね😅
無収入で遣り繰りするには食料・燃料そして飼料を少しでも自給する。そのための薪炭林として、ススキや笹などの採草地として(いわゆる柴刈り)利用可能な土地‥しかも格安で非課税の原野・雑種地(便益比が低いと意味がない)を探し、地図を見てニヤニヤする今日このごろです。
本拠地とする松前から遠いと意味がありません。薪を運ぶのにガソリンを無駄に消費しては本末転倒。
クマが出ない・線路が近い(鉄オタじゃないけど汽車の音が好き)大中山に目ぼしい土地を見つけ、物色中という訳です。
松前の管理地に少しずつ移植しています
(材木or薪のため)これは8月に植樹したもの
かつて右上の法肩には2層の二重太鼓櫓がありました
木材として栽培されるのは道内では道南のみ
種を拾いたかったのに殻の中は
越冬してるカメムシどもで満室!ちと遅かった‥
道南には自生してないので遥か北方から
南限を越えて運ばれて来たのでしょう
南限を越えたクロエゾマツと北限を越えたカヤが
同じ場所で見られるのはここ松前だけでしょう
カラタチ・クロエゾマツ・カヤ・ナツツバキ・マユミ
発芽すればいいなー