ezohikiの日記

道内五拠点生活

ヤマワサビ、外来種ですが何か?

まずは細い根っこを摺り下ろします
あまりの刺激に涙がちょちょ切れ💦春の味覚ヤマワサビ
(西洋ワサビ・ホースラディッシュ・ワサビ大根とも)

新年度、ゆく人くる人。

あらゆる部署を行き来する事務職が1人、空知にある研究施設の1つへ派遣されました。空知管内には「動物のお医者さん」という漫画に実習先として登場した施設もありましたが、現在は統廃合されています。

少し前の記事で触れた「せっかく乗馬にハマったのに転勤してしまった獣医さん」なんと!日高へリターン。私が神通力を発したとか、闇の人事権を握ってるとかならカッコ良いんだけど‥本人が強く希望したのでしょう。

逆に一足早く退職し日高を去ったH大馬術部卒の仲間も。とまるも行くも悲喜交々。

野良生えのアサツキ(エゾネギ)を初収穫
野生種もあるようですがこれは栽培種の逸出でしょうね

菜園もそろそろ再開の候。

豪雪の上川であれば根雪が消えて表土が乾くGW明け、大地が芯まで凍る十勝でもシバレ落ちして表土が乾くGW明けが適期ですが、根雪らしき積雪がなく凍結深も浅い浦河では始め時が分かりませぬ。何ならオールシーズンOK?

Tさんから引き継いだ区画は耕作放棄の危機。というのも近所のバアちゃんが片端から引っこ抜いてくのです。それでも食べてくれるならば作り甲斐もあるのですが、自分の庭にポンポン積んでる始末。さすがに心が折れ‥

話の通じる相手でないし、物理的な対策しか出来ません。こうなると本領の防御で精一杯です。

サツマイモの自家製苗は越冬失敗し壊滅😭今年は大々的に作付してウハウハ、という算段だったのに!残念ですが規模縮小するなら今でしょ。

侵入防止のため柵を回すとか方法はあるのでしょうが
そこにビタ一文かける気がしないので労力を駆使
真田丸のごとき空堀を切りました

撤収にあたり、まずTさんが残していったヤマワサビとネギを掘り起こし本領へ退避。

昨秋はオオモンシロチョウに食い荒らされたものの
全然へっちゃらだったヤマワサビ
大陸から風に乗って飛来したオオモンシロチョウは
定義上では在来種なんでしょうが
被害が度を越したらそんなの関係なく駆除します

きれいに掘り取るつもりがブチブチ切れまくり
残った切れ端はまたそこから発芽するでしょう

道民には馴染み深い早春の天恵物・ヤマワサビは水路沿いなど湿気った場所で野生化していますが、ヨーロッパ原産の帰化植物です。

摺り下ろせそうな部分を収穫した後
水が溜まる軒先下の溝に植え付けました

存在してはならない外来種外来種だから生態系サービスにとって害悪?在来の自然こそが多様性の宝庫?そんなナンセンスを本気で信じてる御仁に落葉キノコも国内外来種なんだぜ、と教えるとどんな反応するでしょう。

まあ、ただ排除したいだけの在来信奉者に物事の本質を説いてもねぇ‥

冬場に重宝するネギも救出しておきます

摺り下ろしたヤマワサビに醤油をたらし
アツアツの大麦入りご飯の上へ(定番です)
アサツキは半額見切り品のカキフライと卵とじ

「当たり前のことをエラソーに簡単なことを難しく」
自称セッキョー研究家Mさんの法則どおり
エゾアカガエルだろうとエゾサンショウウオだろうと
毒の成分食わせりゃ当然の結果を大々的に発表するのね