人口減が著しい斜陽都市・函館。でも昭和までは北日本第5の街でした。
自称シチーボーイの私ですが、学生の頃「何でわざわざ上京して馬の世話を?」と揶揄されたもの。
北の大地に憧れ北大や帯畜を目指すも「熊に喰われるぞ」と親に泣かれたり「凍えたらどうする」と親戚総出で説得されて根負けした諸君が「オレは諦めたというのに何故オマエは北海道から‥」って訳です。まあ熊なら札幌ドームや旭川駅裏にも出ますから、親御さんの仰ることは正しい。
バブルと無縁な日々是馬、都心に行くのは世田谷の馬事公苑くらい‥ホント東京へ何しに?です。
逆Jターン後は都会を避ける様にドサ回り。もっとも自分みたく社交性も上昇志向もない人間が要所にいては皆も困るし私も困ります。
地方に馴れると札幌出張が気鬱、帰省・帰宅時の乗換もターミナルの人混みが怖くて‥自分には旭川・函館の規模が限度です。
旭川へ帰宅する週、浦河発の高速バスに乗ったとたん妻からメール「札幌まで車で来てるけど一緒に帰る?」どうやら札幌で暮らす長女を送って旭川へ戻るとこらしい。但し長女のアパートまで、最低でも最寄駅である札幌の西玄関・手稲まで自力で来るように、との指令。
非スマホかつ方向オンチの私はウロたえます。
出張の折、サツエキで長女と待合せ晩メシを食わすことはあるものの、部屋を訪ねるのは初めて。咄嗟に住んだこともない札幌の地理を頭に描き、路線を重ねルート検証。
思い浮かんだ2つの案、1は宮の沢から手稲方面の路線バスが時間帯を考えると危うく、徒歩では距離感と道順が不安。2が堅実か?
サツエキで人波に流されるがまま切符を買い(今ドキはサピカが主流?)電気で動く通勤列車に乗り(ボックス席がない!)車窓には夜の都会‥
案内板でいつか聞かされた地名を探しながら、知らない手稲の街で迷える中高年‥怪しすぎる‥