上川地方の暑い夏はお盆を過ぎると突然、全盛期の幕を下ろし、短い秋が足早に走り去ります。今月中には霜、早ければ来月から根雪になる年も。
今回はヤママユ(天蚕)の一種クスサンの話題ですが、冒頭に掲げると興醒めなので、まずはベランダのミニ照葉樹林からクスの仲間を紹介。
先月下旬、珍しく次女からCメールが。
3子の中で唯一、自然とか動植物に興味を持ってくれる稀有なバッチ(末っ子)です。高校の課外活動でも旭山動物園から産するウ○コを堆肥化して野菜を栽培、餌として還元する取り組みを実践している様です。小学生の時はウチダザリガニ防除体験に参加、最近まで旭川市のHPにどアップで写っていました。
「いつも夏の終わりに出てくるクソでかい蛾、何だっけ?」
道南や日高においては殆ど見かけませんが、上川管内ではこの時期、クスサンが発生します。
シラガタロウと呼ばれる幼虫はインパクト大なのに不思議と目に付きません。毒々しいマイマイガの幼虫が目立つのとは対照的です。毎年「このマイマイガめ!」と言ってクスサンを叩き落としてる人の何と多いことか。
後日の報道によると空知管内でも大発生とのこと。
美深へ家業の手伝いに行っている妻からも「カラスに胴体を食われて頭だけで飛んでる~」だの「つぶれたお腹から卵が出はってる~」だの、逐次報告があります。
帰宅する週、空知管内に入ると茶志内・江部乙・納内‥高速バス停留所の照明が無数の蛾に囲まれているのが分かります。
旭川はさすがに都会、随分少なく感じます。
でも翌日、草取り中に落ち葉かと思って拾ったら‥ウゲッ、蛾だ!
冬まつりで見たアン○ールズのネタ「蝶を狙うカマキリ」のオチみたい‥