カマタマ。

f:id:ezohiki:20220406213843j:plain昨年11月、松前の別宅で見つけたオオカマキリの卵嚢です。

北海道でカマキリといえば超希少。

東京での学生時代、キャンパス内の空地で馬に食わせる青草を刈っていると大小様々、多種雑多なカマキリがゴマンといて自分だけテンション上がりまくったものです。

オオカマキリについては道央での発見例も聞きますが、繁殖してるかどうかは不明です。道南でも生息地が限られていることから、自然分布でない可能性があります。

昭和の頃、函館市街の北東側;東山から湯の川にかけての丘陵地で捕まえた記憶があったのですが、最近は見かけません。ゴキブリと同類の網翅目に属し、寒さにめっぽう弱いせいか道内定着のハードルは高く、最南端の松前でどうにか生き永らえているようです。

江戸期の松前藩は小格ながら、京より公家の姫を正室として迎えた藩主も多く、輿入れの際に庭木が持ち込まれたといいます。また、財を成した町人が内地へ物見遊山へ赴き、土産に桜などの苗木を持ち帰ったという記録もあります。こういった樹木の枝葉や根株に付着していた卵から、定着に成功したと考えられる随伴昆虫‥オオカマキリのほか、ヤブキリ・ヒグラシ、もしかしたらツクツクボウシやミンミン・ニイニイ・アブラゼミなんかも何百年前の帰化生物かもしれません。あくまで自説ですが。

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これは昨秋、草刈中に撮影したラーポン(ラージ・ポンポン)の♀です。上記の卵嚢の親かな?

笹に産み付けられた卵嚢2つ、雪に埋もれてしまうのではと思い、木の枝に結わえておいたのですが、1つは冬の間に鳥が食べてしまいました。やっぱり自然の摂理ってすごい、ちゃんと天敵に見つからない所に産卵してたんだ‥全く余計なことをしてしまったと反省。