ezohikiの日記

道内五拠点生活

雪の保温効果

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冬の間は半月に一度、除排雪のため片道7時間かけて旭川の自宅へ戻ります。

例年ならこの時期、根雪が1m近く達するはずが今冬は半分くらい。シバレも緩く今のところ-20℃を下回る日が訪れないまま。豪雪に見舞われている石狩地方の皆様には申し訳ないくらいの暖冬です。灯油代も高騰するご時世、私のようなビンボー人には有難い限りですが、一つ心配事が‥

それは雪の下で越冬中のいくつかの庭木。特に寒さに弱いイチジク・キウイ・カキ・ケヤキ・エノキ・アオキ・クヌギetc.暖地が原産だったり本州が北限だったりする樹木ですが、道南では問題なく旺盛に育ちます。でも極寒の上川平原で何故?

年によっては12月、十分な積雪がないうちに第一級の寒波が来てシバレ上がると、これらは根株近くまで枯れてしまいます。が、いつもは年内にワサワサと降り積もるパウダースノーがフカフカのフトンとなり、年明けの頃から本格化する放射冷却にも耐えられるのです。雪室(ゆきむろ)と同じ原理ですね。

もっと北に位置する士別、妻の実家のある美深などではフツーに-30℃まで冷え込みますが、スギの植栽を見たことがあります。雪からはみ出る部分は枯死するため、いずれも低木状の奇妙な樹形となります。

このまま春へ向かってくれたら良いのですが、今までのツケで寒さが振り返さないとは限りません。という訳で、いつもとは逆に雪をかき集め庭にバラまいときました‥